『教育者・養育者として』「手を出すな、口を出すな、目を離すな」という教育論 私の考え書きます。

query_builder 2024/06/16
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こんにちは!

子どもと大人のコミュニケーション、西澤です。


今日は、開成・元校長の柳沢幸雄さんのこの「言葉」をお借りしてお話を展開して行きたいと思います。(ネットニュースから抜粋)

中学・高校に上がると自分自身の確立、つまりアイディンティティの獲得を目指し、現実と欲求などの間に葛藤が出てきます。こうなりたい!という自分と現実とのギャップ、、、私は今でも悩んでいるけど!!


中学校では、第二次反抗期が始まり徐々に親から離れていきます。

私はこの年代(子供たち)の人と接する時、タイトルの言葉がいつも心に浮かんできます。

どうしても教育者、親権者は、「指導」として手を出したり、口を出したり、子どもたちをよい方向に導くため毎日頑張っていると思います。
しかし、教育者、親権者のストレスやプレッシャーなどから、それが「過干渉」になりする場合もあります。


やはり現代社会人として歩んでいる20代をみても、「夢がない」や「とりあえずやってる仕事」、「特に目標はない」などあまり人生に積極的ではない方も一定数います。

やはりひとつの原因として、特に義務教育時代に【自分で選択させて貰えなかったり、経験出来なかった事】で自分という人物が、どのように人生を歩んでいいか分からなくなってしまっています。
周りの大人が、【失敗】することすら出来ないように転ばぬ先の杖を用意し過ぎているように見受けられます。

どのような行為が子供たちの自尊心やアイディンティティの形成を邪魔しているのでしょうか?


①とりあえず褒めてるだけ


→実はこれ!褒めているだけでは、子供たちの自律性を阻んでしまいます。
これは何故かと言うと、「褒められたい依存性」になってしまいます。
誰かから「褒められる」事に対し、人は「存在価値を認められた!」という気持ちになります。(まぁ、単純に嬉しいですよね笑)


しかし、その感情は、【相手からの評価軸】の中で育てられたものなので、大人になってからも、「人から褒められたーい!」という褒められ依存で、人から褒められる事しかやれない、、、という人になります。


人の役に立つ事は、とても嬉しい事ですが、役に立つ!欲求よりも、とにかく褒めて欲しい!という考え方になり、【自分で役に立つ行動】を考えられないのです。

褒めるだけではなく
【横で伴奏する、勇気づける】事が必要になります。
同じ目線で、「君ならできる!一緒にやろう!」という精神が教育者にとっては大事な事だと感じます。 



②失敗のリスクを取り除いてしまう


→最初にも書きましたが、「転ばぬ先の杖」とはまさにこのことです。
私が思うに「転ばぬ先に人生なし」という言葉に変えたいですね(笑)
失敗してこその人生です!
失敗の利益は無限にある事を訴えたいですね。


しかしながら、失敗したら謝罪しなさい!とか、反省しなさい!とか、償いなさい!とか、本当に自尊心がない大人が考えているのはそんな事ばかりです。(自分にも自信がないから相手が自信を持つ事も認められない)
そんな風潮のなか育って行くと、大人になってからも自信なんて着くはずもありません!

【失敗させましょう!】


これもあえて文字を大にして書かせて頂きますが、成功体験は正直、あまり必要ないですね。というのも、成功の価値基準も人それぞれなのです!
ある人にとっては、サッカーの試合に勝つことが成功だし、ある人にとっては誰よりも応援することが成功だし、そんな大人の成功基準を子供に押し付けないようにしたいものです。



③子供に喋らせない


→これはタイトルの「口を出すな」に関係してきますが、子供に喋らせないように知らず知らずのうちにやっている可能性があります。

言い負かす、とは違うのですが、
こんな経験はないでしょうか?

・話を聞くが途中で自分(大人)の意見を言う
・話しやすい雰囲気、態度ではない
・他の作業をしながら、スマホを見ながら、話を聞いている
・話を聞いたあと、否定的な言葉から話している
・話を聞く前から、自分が言いたいことを決めている
・脅迫に近い言葉を使用している

上記のような事をすると、知らず知らずのうちに子供達に「私って、価値がないんだな」と伝わってしまいます。
こちらがそんなつもりがなくても、無言のメッセージが送られてしまいます。

特に、「話しやすい雰囲気」が大事で日頃、どれだけ信頼関係があるか?気にかけているか?で話してくれるか決まってきます。


⬛︎まとめ⬛︎
どうでしょうか?
私達大人も全て完璧には行きません。
ただ、少しでも変われる所があると、子供達の人生に良い影響があると考えます。
今日のタイトルにある「手を出すな、口を出すな、目を離すな」は、
【子供の自由な思考や行動を優先させる】ような言葉に聞こえます。
サポートできる大人になりたいですね!


指導者や先生たちのサポートも承っています。

お気軽にご相談くださいね!

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今回のブログを動画でもまとめて喋っています!

見てね♪


それでは

よいコミュニケーションをお送りください!


子どもと大人のコミュニケーション

西澤



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子供と大人のコミュニケーション

住所:大阪府高槻市東五百住町

電話番号:090-4460-5673

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